放射能汚染水を放出可能な水準に 東芝が新装置 印刷
2012年 7月 25日(水曜日) 14:46

福島第一原発内の放射能汚染水を、海に放出できる水準まで処理できる装置を東芝などが開発し、横浜市の同社京浜事業所の工場で24日公開したと各紙が報じた。特殊な樹脂を使い、これまで除去できなかった放射性ストロンチウムを約1千万分の1に減らせ、ストロンチウム、ヨウ素、セシウム、コバルトなど62核種の濃度を環境中に放出できる基準以下に減らせるという。福島第一原発内には、約18万トンの浄化しきれない汚染水がたまっている。この装置で浄化した後は専用タンクで保管する。9月に試運転を開始し、年内に1日500トン処理する本格稼働を目指すという。