「可能性すら予想できない」 役に立たなかった地震研究 科学技術白書 印刷
2012年 6月 19日(火曜日) 12:26

政府は19日、東日本大震災や東京電力福島第1原発事故への対応を総括した平成24年版の科学技術白書を閣議決定したと各紙が報じた。研究が役に立たないケースが多かったと指摘、「科学や研究者への信頼が大きく下落した」と反省する内容となった。震災で役に立たなかった研究として、「M9クラスの可能性すら予測できなかった地震・津波研究」「実際の震災とかけ離れていた福島第1原発の災害想定」「原発事故の現場で利用できなかった災害対策用ロボット」などを挙げたという。