日本と中国の文化が融合した建物群。損失の大きさに市民落胆 印刷
2019年 11月 05日(火曜日) 16:36

10月31日未明、那覇市にある世界文化遺産の首里城から出火。通報を受け消防車約30台が出動し消火にあたったが、正殿と北殿、南殿など約4,200平方メートルをほぼ全焼した。首里城は1429年から1879年まで存在した琉球王国の象徴で、1945年沖縄戦による米軍の爆撃で破壊された。その後、1992年復元され首里城公園として開園した。2000年には「九州・沖縄サミット」の会場となったほか、日本、中国の文化が融合した建物群が世界的に評価され、世界文化遺産として登録された。中国からも多くの人が訪れる沖縄。シンボルを失ったことにより観光産業にも打撃を与えるのは必死だ。