3万年前の渡来ルート探る、手作り丸木舟が出航 印刷
2019年 7月 09日(火曜日) 18:49

日本人の祖先が約3万年前に台湾からどう渡来したのかを探る国立科学博物館などのチームは日本時間7日午後2時38分、台湾東岸から約200キロ・メートル先の沖縄・与那国島に向け、丸木舟で出航した。世界最大の海流「黒潮」を乗り越え、祖先が成し遂げた航海を再現できるか、注目が集まっている。丸木舟は、全長7.6メートルの5人乗りで、復元した当時の石器で杉をくりぬいて作った。シーカヤックの経験者ら男女5人が乗り、3万年前にはなかった地図やコンパス、時計などは持たずに出発した。