旧経営陣側、改めて無罪主張 「大津波予見できず」 判決は9月・東電公判 印刷
2019年 3月 14日(木曜日) 09:41

東京電力福島第1原発事故で、業務上過失致死傷罪で強制起訴された元会長勝俣恒久被告(78)ら旧経営陣3人の最終弁論が12日、東京地裁であり、弁護側が「大津波の予見可能性は認められず、罪が成立しないことは明らか」と改めて無罪を主張し、結審した。永渕健一裁判長は判決期日を9月19日に指定した。勝俣元会長は最終意見陳述で、「申し上げるべきことは既にお話しした」と述べ、元副社長の武藤栄(68)、武黒一郎(72)両被告も「付け加えることはない」などと多くを語らなかった。