ストーカー「緊急禁止命令」急増 迅速化する警察対応 印刷
2018年 3月 05日(月曜日) 20:00

2017年6月施行の改正ストーカー規制法で加害者への警告や聴聞を経ずに出せるようになった緊急禁止命令が、改正法施行時から17年末までの半年間に全国34都道府県警で計267件出されたことが警察庁への取材で分かった。16年の1年間に警告や聴聞を経て出た通常の禁止命令173件の約1.5倍に上り、警察がストーカーへの対応を迅速化させている現状が浮き彫りになった。一方、佐賀、長崎、宮崎県など13県警は緊急禁止命令を出しておらず取り組みに地域差があった。