北九州市が平和資料館開設へ 19年度中に着工 印刷
2018年 1月 12日(金曜日) 09:28

北九州市は11日、太平洋戦争で米軍が市に原爆を落とそうとした史実などを伝えるための平和資料館を、2019年度中に着工する整備計画を明らかにした。開館の時期は未定という。市議会の総務財政委員会へ同日報告した。整備計画によると、市の中心部にある勝山公園に、約800平方メートルの平屋で建設。この地域に旧日本陸軍の兵器をつくった「造兵廠」があったことや、空襲で生じた被害、戦争で変わった人々の暮らしなどを、さまざまな展示で紹介する。市の担当者は「五感を通じて心に残る展示をしたい」としている。