龍馬「最長」の手紙発見 高知県が購入へ 印刷
2017年 6月 19日(月曜日) 18:36
坂本龍馬の手紙の中で「最長」とされる家族宛ての手紙の一部を北海道の男性が所有していることが分かり、高知県は購入を決めたと16日発表した。幕府側の襲撃を受けた寺田屋事件や自ら参戦した幕長戦争について書いたよく知られた手紙で、これまで写本は見つかっていたが、原本は長く所在不明だった。手紙を鑑定した京都国立博物館の宮川禎一・上席研究員は「薩長同盟を周旋するなど龍馬の生涯で激動の年だった慶応2(1866)年の総決算として意味が大きい。龍馬らしい表現に満ちあふれ、とてもいい手紙だ」と話している。