拉致被害者の年内救出求め「国民大集会」 家族会など 印刷
2017年 4月 25日(火曜日) 19:38

北朝鮮による拉致被害者家族会や支援団体「救う会」が主催する「国民大集会」が23日、東京都千代田区であった。「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え」と銘打ち、「核・ミサイル問題と切り離し、独自制裁解除などを見返り条件として実質的協議を」と求める決議案を採択した。飯塚繁雄・家族会代表(78)は「家族会が立ち上がって20年、必死の闘いを続けてきたが、拉致被害者5人が帰った以外は進展がない。北朝鮮情勢が混沌とする中、救出の旗が吹き飛ばされるのではないか」と懸念を述べた。