滋賀に邪馬台国時代の大型建物跡、鉄や土器出土 印刷
2016年 10月 20日(木曜日) 00:00

滋賀県彦根市の弥生~古墳時代(2~5世紀)の大規模集落跡、稲部いなべ遺跡で、3世紀中頃では国内最大級の大型建物1棟の跡が出土し、市教育委員会が17日、発表した。昨年6月からの調査で、建物約80棟の跡が出土した。このうち大型建物跡は幅11.6メートル、奥行き16.2メートル。同時期では、奈良県桜井市の纒向遺跡の大型建物跡に次ぐ規模という。纒向遺跡の建物は、古代中国の史書「魏志倭人伝」に登場する邪馬台国の女王・卑弥呼の宮殿という説もある。