「偽の医薬品」として昨年1年間に税関が輸入を差し止めた物品の件数が、10年前の平成18年と比較して約100倍となっていることが9日、財務省への取材で分かった。差し止め点数は前年の2倍以上となる約8万8500点に及ぶ。こうした物品は性機能改善薬をうたっているものが多く、税関関係者はインターネット通販で売りさばかれている可能性が高いとみて、警戒を強めている。