経団連は6日、平成28年春闘の妥結状況(118社回答)を発表した。大手企業での定期昇給と賃金水準全体を底上げするベースアップによる月例賃金の引き上げは、額が7497円、率が2・27%となった。安倍晋三政権が企業に賃上げを要請する「官製春闘」3年目で、26年、27年に続き、額で7千円、率で2%を超えたが、上昇率は過去2年に比べ、鈍化している。