シャープは主力の液晶パネルの売れ行きが不振で、2016年3月期の業績について下方修正することが29日わかった。本業のもうけを示す営業損益は100億円の黒字予想から数百億円規模の赤字になる見通し。純損益は2千億円規模の赤字とみられ、生産設備や在庫の損失処理によっては、額がさらに膨らむ可能性もある。自力での経営再建は難しくなっており、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入る。