公的年金運用、黒字4.7兆円 年明けは再び赤字 15年10~12月期 印刷
2016年 3月 05日(土曜日) 01:47

公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は1日、2015年10~12月期の運用損益が4兆7302億円の黒字になったと発表した。四半期ベースで過去最大の赤字を計上した7~9月期に比べ、国内外の株価が回復したことが大幅な黒字計上につながった。運用資産に対する収益率は3.56%となった。ただ、7~9月期の7兆8899億円の赤字が響き、15年4~12月期の収益は差し引き5108億円の赤字。また年明け以降の株価急落や円高進行を背景に、16年1~2月の運用収益は赤字に転落している。