官民ファンドの産業革新機構は、シャープの株式の過半を取得する検討に入った。シャープを子会社化して会社全体の抜本的な立て直しを進めると各紙が報じた。シャープ側は不振の液晶事業を本体から切り離して別会社にした上で、革新機構などの出資を受けることを軸に検討している。革新機構とシャープは今後、支援の枠組みを巡る交渉を本格化させ、2015年度中の基本合意を目指す。