各紙によれば経営再建中のシャープが主力の液晶事業について、台湾の鴻海精密工業と提携交渉に入っていることが分かった。シャープ本体の液晶事業を社外へ分社化した後に出資を受け入れたり、鴻海との共同出資で液晶を製造している堺工場のシャープ出資分を売却したりする方向で協議している。シャープは中国経済の減速などで液晶の業績が悪くなり、2015年4~6月期に339億円の純損失に陥った。