財務省が12日発表した2013年度の国際収支速報によると、海外とのモノやサービス、投資の総合的な取引状況を示す経常収支の黒字額は前年度比81.3%減の7899億円だったと各紙が報じた。経常黒字は12年度の4兆2232億円を大きく下回り、比較可能な1985年度以降、2年連続で最少を更新した。円安が進んで輸入額が膨らむ一方、輸出が伸び悩み、貿易収支が過去最大の赤字になったためだという。