貿易赤字が過去最大13.7兆円 13年度、円安で燃料輸入額増 印刷
2014年 4月 23日(水曜日) 22:16

財務省が21日発表した2013年度の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は13兆7488億円の赤字だった。これまで最大だった12年度の赤字8兆1578億円を大幅に上回り、比較可能な1979年度以降で最大となった。貿易収支は初めて3年連続で赤字となった。原発停止や円安進行で、火力発電の燃料となる原油や液化天然ガス(LNG)の輸入額が膨らんだ。輸出額も3年ぶりに増加。輸出は、自動車や有機化合物が増え、前年度比10.8%増の70兆8564億円。輸入は、17.3%増の84兆6053億円と4年連続で増加し、過去最大となった。