東電の福島本社、富岡町に移転へ 復興推進の姿勢示す 印刷
2014年 1月 31日(金曜日) 23:07

各紙によれば東京電力が2015年度に移転を計画している福島本社の設置場所を、福島県富岡町とする方向で調整していることが28日、分かった。住民の帰還に先立ち復興を推進する姿勢を示し、地元経済の活性化につなげる。東電は新たな総合特別事業計画で、同県楢葉町、広野町のサッカー練習施設「Jヴィレッジ」に置く福島本社を避難区域に移し、東京五輪に向け、Jヴィレッジを本来の施設に戻すとしている。富岡町は福島第1原子力発電所から20キロ圏内にあり、全域が避難区域。町は住民の帰還に向けて除染などを進めている。