東芝、英原発会社に約60%出資へ 関係筋 印刷
2014年 1月 15日(水曜日) 22:47

東芝による英原子力発電事業会社ニュージェンへの出資が約60%になる見通しであることが13日、分かったと各紙が報じた。昨年末にはスペイン電力大手から50%を譲り受けることで合意しており、仏電力大手から10%程度を追加取得する。複数の関係筋が明らかにした。英国では今後、老朽化した石炭火力発電所や原発の運転終了が相次ぐため、同国政府は電力確保に向けて原発新設計画を進めている。東京電力福島第1原発事故の影響で、日本国内での原発新設が難しい中、東芝はニュージェンからの原発設備の受注に向けて、同社株式の過半数を取得し、経営権を握る方針をすでに打ち出しているという。