水産庁、漁業者にクロマグロ漁抑制を要請へ 資源減少を受けて 印刷
2014年 1月 11日(土曜日) 01:46

水産庁は9日、全国のマグロ漁業者に対して、クロマグロの漁獲抑制を要請していくことを明らかにしたと各紙が報じた。日本の排他的経済水域(EEZ)を含む海域でクロマグロが減少傾向にあるため、漁業者の協力を仰いで資源回復を目指す。マグロ資源の減少を受けて国際的な規制が強まっていることが背景にある。日本などが参加する「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)」は昨年12月、各国がクロマグロの未成魚(3歳以下)の漁獲枠を2014年に02~04年の実績と比べ、15%以上減らす規制強化で合意した。15年以降は規制がさらに強化される可能性があるという。