福島第1 作業環境改善に手当て増額、大型休憩施設建設 印刷
2013年 11月 11日(月曜日) 23:07

各紙によれば東京電力福島第1原発の汚染水問題で人為的ミスが相次いだことを受け、東電は8日、ミスの原因とされる作業員の士気の低下を防ぐための改善策を公表した。原子力規制委員会から求められたドラスチックな改革に対する事実上の回答で、大型休憩施設の建設や作業手当の増額が示されたが、作業員不足などを解消する長期的な課題は積み残された。東電は構内の除染を進め、今月11日からは意思疎通の妨げとなる全面マスクの装着範囲を3分の1まで縮小する。作業員の日当も1万円上乗せし、元請け会社へ支払い額を増やすという。