中部電、三菱系の新電力買収へ 首都圏市場に本格参入 印刷
2013年 8月 07日(水曜日) 00:00

各紙によれば中部電力が、三菱商事の100%子会社で電力小売会社のダイヤモンドパワー(東京)を買収する方針であることが7日、明らかになった。年内にも同社株式の8割程度を約10億円で取得するとみられる。これまで既存の大手電力会社が他の地域へ電力を販売した例はほとんどない。今後、電力市場の全面自由化をにらんだ動きが加速する可能性がある。中部電は東京電力と組み、出力60万キロワット規模の火力発電所を茨城県に新設する計画も進めている。2016年度をめどに家庭向けの電力小売りも自由化されることから、首都圏で本格的な電力販売体制を構築するという。