オリンパスが1180億円調達 医療機器を強化 印刷
2013年 7月 09日(火曜日) 00:00

オリンパスは8日、今月中に海外の機関投資家向けに公募増資を行うなどして、最大約1180億円を調達すると発表したと各紙が報じた。財務の健全性を示す自己資本比率は2013年3月期の15.5%から20%台まで上昇する見込みで、粉飾決算事件で悪化した財務体質の回復を図る。資金調達は、発行済み株式の約12%にあたる最大3700万株を公募増資するほか、保有する自己株式400万株を売却する。世界シェア首位の消化器内視鏡など医療機器の生産能力や研究開発を強化したり、アジアなど新興国の販売促進の資金に充てたりするという。