経常黒字、5407億円 2カ月連続増  印刷
2013年 7月 08日(月曜日) 00:00

財務省が8日発表した5月の国際収支速報によると、海外とのモノやサービスの取引状況を示す経常収支の黒字額は、前年同月比58.1%増の5407億円だったと各紙が報じた。黒字は4カ月連続。黒字額は東日本大震災後、初めて2カ月連続で前年を上回った。火力発電用の液化天然ガスの輸入増などで大幅な貿易赤字が続いているものの、海外子会社からの配当などが伸び、経常収支の黒字額を押し上げた。輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は9067億円の赤字で、5月では最大の赤字。輸出は米国や中国向けが好調で9.1%増だったが、輸入がこれを上回る9.6%の伸びとなったという。