日本郵政社長、西室氏で調整 坂社長退任へ 印刷
2013年 5月 13日(月曜日) 00:00

政府は10日、全株式を保有する日本郵政の坂篤郎社長(66)を交代させ、後任に郵政民営化委員長で東芝相談役の西室泰三氏(77)を起用することで最終調整に入ったと各紙が報じた。坂社長は昨年末に就任したばかり。日本郵政の指名委員会などの手続きを経て、6月下旬の定時株主総会後に正式決定する見通し。郵政事業を所管する新藤義孝総務相は10日の閣議後記者会見で「(西室氏に)就任の打診をしているのは事実」と認めた上で、「さらなる業績向上のためには民間の経験豊富な方をリーダーにすることが適当」と期待感を示したという。