原発災害用のロボット公開 建屋内作業を想定 三菱重工 印刷
2012年 12月 07日(金曜日) 00:00

三菱重工業は6日、原発事故などの過酷な災害現場で遠隔作業ができるロボット「MHI―MEISTeR」を報道陣に公開したと各紙が報じた。東京電力福島第1原発での建屋内作業を想定して開発。2本のアームの先端に配管を切断したり、汚染コンクリートを採取したりする交換可能な工具を取り付けた。東電に現場での活用を提案していく。ロボットの重量は約440キロ、高さ1.3メートル。足場の悪い場所や階段もゴム製の走行用ベルトで移動できる。カメラ7台を搭載し、建屋の外からも遠隔操作することが可能。またロボットの心臓部に当たるCPUなどの精密機械は放射線を吸着するフィルターで保護したという。