シャープ4500億円の赤字 3月期見通し 印刷
2012年 11月 02日(金曜日) 00:00

各紙に寄ればシャープは1日、2013年3月期連結決算の業績予想を下方修正し、税引き後利益の赤字額が8月時点の予想の2500億円から4500億円に拡大すると発表した。中小型液晶パネルの価格下落や太陽電池事業の不振が原因で、赤字額は12年3月期の3760億円を上回って2年連続で過去最大を更新する。一方、ソニーが同日発表した12年9月中間連結決算も税引き後利益が401億円の赤字となった。テレビ事業の赤字が解消できなかったことに加え、税金関連の費用がかさんだためで、中間決算としては2期連続の赤字となり、電機業界を取り巻く経営環境の厳しさが浮き彫りとなった。

最終更新 2012年 11月 14日(水曜日) 19:33