シャープ、天理で最新液晶生産へ スマホ向け 印刷
2012年 10月 22日(月曜日) 18:00

各紙によればシャープが中小型の液晶パネルを生産する天理工場(奈良県天理市)で、最新の液晶パネル「IGZO(イグゾー)」の生産を始めることが21日、分かった。主にスマートフォン向けを製造する。IGZOは画像が美しく消費電力が少ないのが特長で、シャープが世界で唯一量産できる。現在は亀山第2工場(三重県亀山市)だけで製造しているが、工場を増やして生産体制を拡充。経営再建の「切り札」と位置付け、収益向上を狙う。亀山で生産するIGZOは当面、ノートパソコンやタブレット型端末向けを主体とし、中国の聯想(レノボ)や米デル、ヒューレット・パッカード(HP)といった大手パソコンメーカーと長期契約を結んで安定的に供給する考えだという。