HACCP対応、新型荷さばき施設完成 八戸港第3魚市場  印刷
2012年 10月 11日(木曜日) 17:11

八戸市の八戸港第3魚市場に衛生管理の国際標準「HACCP」(ハサップ)対応型の荷さばき施設「A棟」が完成したと各紙が報じた。A棟は完成目前に東日本大震災による津波で被災し、建物や魚体搬送設備が損壊。復旧工事が進められていた。試験稼働の開始に合わせて完工式典が10日現地で開かれた。A棟は天井や壁により囲まれた閉鎖型の施設で、高度な衛生管理が特徴。漁獲された魚は、人の手や外気に触れることなく船から施設内へ直接水揚げされ、計量から容器投入までがオートメーションで行われる。総事業費約21億円。震災からの復旧にはさらに約11億円がかかった。延べ床面積約3800平方メートル。サバなどを水揚げする大型・中型まき網漁船に対応し、1日当たり600トンの処理能力を持つという。