日銀、金融緩和は現状維持 「躊躇なく」追加策 印刷
2019年 9月 20日(金曜日) 09:54

日本銀行は19日、金融政策決定会合を開き、短期金利をマイナス0.1%、長期金利を0%程度に操作する大規模な金融緩和策を維持することを決めた。欧州中央銀行(ECB)と米連邦準備制度理事会(FRB)が今月、相次いで追加緩和を決めたが、日銀は緩和余地が乏しく、見送った。声明では、2%の物価上昇率目標に向け、勢いが損なわれるおそれがある場合には「躊躇なく、追加的な金融緩和措置を講じる」とし、前回7月の声明の表現を据え置いた。