GDP、年1.3%増に下方修正 設備投資伸び鈍化 4~6月改定値 印刷
2019年 9月 12日(木曜日) 09:16

内閣府が9日発表した2019年4~6月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)改定値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.3%増、この成長ペースが1年間続いた場合の年率換算は1.3%増となった。3四半期連続のプラスだが、速報値(前期比0.4%増、年率1.8%増)から下方修正された。法人企業統計など最新のデータを反映した結果、米中貿易摩擦の影響で設備投資が0.2%増と速報値(1.5%増)を大幅に下回り、GDPを押し下げた。一方、公共投資は公共事業の執行が順調で、1.8%増と速報値(1.0%増)を大きく上回った。皇位継承に伴う10連休効果で拡大した個人消費は0.6%増で横ばい。