贈与税滞納 海外口座差し押さえ8億円徴収 印刷
2018年 9月 20日(木曜日) 11:06

東京国税局が、日本の税金を滞納していたオーストラリア人の口座を、現地の税務当局の協力を得て差し押さえ、およそ8億円を徴収していたことがわかった。関係者によると、オーストラリア人の男性は数年前、日本に住む両親から数十億円の贈与を受け、日本で贈与税を納める義務があったが、支払っていなかった。そこで、東京国税局は海外の税務当局に協力を求める「徴収共助」という仕組みを使って、オーストラリアに住む男性の口座を現地の当局に差し押さえてもらい、今年、およそ8億円を徴収したという。