東レは28日、自動車用タイヤの補強材などを製造する子会社の東レハイブリッドコード(愛知県西尾市)が製品検査データを改ざんしていたと発表した。2008年4月から16年7月に、顧客と取り決めた規格からはずれた補強材の強度データなど149件を規格内に書き換え、タイヤメーカーなど13社に出荷していた。不正を把握しながら、1年以上公表していなかった。