トヨタ、代替港に敦賀港検討 南海トラフ地震備え近く実証試験 印刷
2017年 10月 10日(火曜日) 20:18

トヨタ自動車が、南海トラフ巨大地震などで太平洋側港湾が被災した際の輸出車の代替輸送ルート確保のため、福井県敦賀市の敦賀港で月内に実証試験を行う計画であることが6日分かった。災害時の具体的対応を定める同社の事業継続計画(BCP)の検討の一環という。敦賀港は2011年の東日本大震災時に物資や支援要員の輸送などで太平洋側港湾のバックアップ機能を果たした。大企業がBCPの検討の一環として同港を利用することで、災害時の代替港としてさらに注目を集めそうだ。