トヨタ自動車が、電気自動車(EV)の量産を2019年にも始める方針を固めた。環境規制が強まる中国で着手する。これまではエコカー戦略の柱にハイブリッド車(HV)を据えてきた。世界最大の中国市場で、EVシフトを強める海外勢に対抗する。中国は18年にも始める新規制で、EVなどのエコカーの一定割合の販売をメーカーに義務づける。ガソリンも使うHVは対象外のため、対応を迫られていた。