喫煙が世界経済に及ぼすコストは年間1兆ドルを超え、喫煙に関連した死者数は現在の約600万人から2030年までに約800万人に増加するとの見通しが明らかになった。世界保健機関(WHO)と米国国立がん研究所(NCI)が10日、報告書を発表した。WHOは、2013─2014年のたばこ税の税収を約2690億ドルと推定しており、喫煙コストはこれを大きく上回る。