南海トラフ地震起こす「ひずみ」 初の実測分布図を公開 |
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2016年 5月 27日(金曜日) 00:36 | |||
南海トラフ巨大地震を引き起こす、海側のプレートが陸側に入り込んで蓄積された「ひずみ」の分布図を海上保安庁が作製した。海底の観測器による実測値を初めて使った図で、想定以上の大きなひずみも確認されたという。24日、英科学誌ネイチャー電子版に論文が掲載された。海保では2000年度から観測器を海底に置き、ひずみがたまる陸側と海側のプレート境目の動きを測定。南海トラフ沿いの15カ所について、06年度から15年度の動きを分析した。その結果、陸側プレートに置いた観測器が海側プレートの沈み込みとともに年間2~5.5センチ移動。動きが大きい場所ほどひずみも大きかった。
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