世界文化遺産の富士山に12日、春の風物詩で、残雪が羽ばたく鳥のように見える「農鳥のうとり」が現れた。山麓の山梨県富士吉田市の富士山課が、雪解けが進む北西斜面の8合目付近で確認、発表した。時期はほぼ例年通りだが、今週に入り気温が上昇して雪解けが一気に進み、例年より2回りほど小さい鳥という。農鳥は地元では田植えなど農作業を始める目安として親しまれている。