凍土壁「遮水効果が表れ始めた」 東電が規制委に報告 |
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2016年 4月 29日(金曜日) 13:22 | |||
東京電力福島第一原発の汚染水対策で3月末に凍結を始めた凍土壁について、東電は25日、徐々に壁の一部が凍ってきたとして「地下水を遮る効果が表れ始めている」とする観測データを原子力規制委員会の検討会に報告した。一方で地下水が地下配管に流れたと見られる場所もあり、東電は監視を続けるとしている。凍土壁は、1~4号機の建屋を取り囲んで作る「氷の壁」。地下30メートルまで埋め込んだ凍結管に零下30度の液体を循環させて周りの土を凍らせ、建屋に流れ込む地下水を遮るのが狙い。
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