トヨタ、国内全16工場の生産ライン停止を発表 印刷
2016年 2月 03日(水曜日) 22:49

トヨタ自動車は1日、8日から13日までの6日間、完成車の組み立てラインがある国内全16工場を停止すると発表した。1月8日に愛知製鋼知多工場(愛知県東海市)で起きた爆発事故の影響で、同社製の特殊な鋼材を使った部品の供給に支障が出たためだ。生産ラインの稼働再開は15日を予定している。トヨタは現在、国内工場で、1日当たり1万3000~1万4000台程度を生産している。生産停止により、7万台以上の生産の遅れが発生する計算だ。年度末は新車が最も売れる時期で、新車の納入時期の遅れが懸念されるほか、取引のある部品メーカーの生産活動にも影響が出そうだ。