公的年金、運用益15兆円 株上昇で過去最高 昨年度 |
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2015年 7月 15日(水曜日) 22:27 | |||
厚生年金と国民年金の積立金の運用益が2014年度は15兆2922億円に上ったと各紙が報じた。積立金の自主運用を始めた01年度以降の最高益を記録。昨年10月末に株式で運用する比率を高めたことが背景にある。年金積立金を運用している「年金積立金管理運用独立行政法人」(GPIF)が10日に発表した。年金積立金は過去に年金を支払って余った保険料で、厚生年金と国民年金の総額約144兆円の大半をGPIFが運用している。14年度の運用益は国内株式が最も多い6兆9千億円で、外国株式が4兆8千億円、国内債券が1兆6千億円。株式だけで4分の3を稼いだ計算だ。14年度末の運用資産の総額は前年度末より8.6%増え、137兆4769億円になった。
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