「津波予測できた」 規制委の前委員長代理証言 千葉の原発訴訟 印刷
2015年 7月 15日(水曜日) 00:54

東京電力福島第1原発事故の避難者が、国と東電に原状回復や慰謝料などを求めた集団訴訟の専門家証人尋問が10日、千葉地裁(広谷章雄裁判長)で始まったと各紙が報じた。同日は原告側証人として、地震学者で原子力規制委員会前委員長代理、島崎邦彦東大名誉教授らが出廷。島崎氏は「どの程度の津波が来るかは予測できた。有効な対策は可能だった」と、震災前の国や東電の対応を批判した。規制委委員を務めた専門家が原発事故に関する訴訟で証言するのは異例。