麻生副総理、張副首相と会談 「日中経済の発展は世界経済にも望ましい」 印刷
2015年 6月 09日(火曜日) 22:18

各紙によれば麻生太郎副総理兼財務相は5日、訪問した中国・北京で中国最高指導部を構成する共産党政治局常務委員の一人で、序列7位の張高麗筆頭副首相と会談した。会談後、記者団の取材に応じた麻生氏は「両国の経済が安定的に成長し経済関係が発展することが、両国関係や世界経済にとっても望ましいという認識を共有した」と述べた。張氏は、共産党で経済政策を取り仕切る。麻生氏と張氏の会談は昨年100月にアジア太平洋経済協力会議(APEC)財務相会合で北京を訪れて以来。当時の両氏の非公式会談をきっかけに、安倍晋三首相と習近平国家主席による首脳会談はその後、2回実現した。 麻生氏は「さまざな対話や交流が再開され、日中関係が改善していることは喜ばしい」とも話した。