独機墜落で揺らぐLCCの信頼性 技量高いパイロットの安定確保が課題 印刷
2015年 4月 26日(日曜日) 13:01

今月24日に発生したジャーマンウイングスの墜落事故など格安航空会社で重大事故が相次ぎ、安い運賃を武器に世界で急速に台頭してきたLCC全体の信頼性やブランドイメージが傷つきかねない状況となっていると各紙が報じた。パイロットが世界的に不足する中、技量の高い人材を安定的に確保する取り組みも必要となる。アジア太平洋航空センター(CAPA、豪州)によると、2013年のLCCのシェアは西欧が38%、中南米が34%、北米が30%に達したほか、01年にわずか3%だった東南アジアでは58%に拡大、今や空の主役といえる存在だ。