今秋めどに電力販売メニュー 異業種との提携交渉加速 東京ガス 印刷
2015年 4月 14日(火曜日) 22:22

各紙によれば東京ガスの広瀬道明社長は8日、来年4月の電力小売りの全面自由化をにらみ、今秋をめどに家庭向けの電力販売料金やサービスメニューを固める方針を明らかにした。その上で、ガスと電気、通信サービスのセット販売も視野に携帯電話会社など異業種との提携交渉を加速させる意向を示した。東京都内で記者団の取材に応じた。広瀬社長は、電力小売り自由化への対応について「自由化の半年前には、サービスや料金メニューを固め、(販売促進などの)アクションを起こしていきたい」と説明。「他業界とのメニューが加わるのであれば、それも合わせて秋ぐらいに固まる」とも語り、自由化への備えを急ぐ姿勢を示した。電力の販売先は当面、首都圏を中心とした東京ガスの既存顧客層とする考えを強調。関西など他地域への参入は「現在のところ全く考えていない」と語った。