敦賀原発直下は「活断層」 規制委有識者が結論 印刷
2015年 4月 01日(水曜日) 23:11

日本原子力発電の敦賀原子力発電所(福井県)2号機直下にある破砕帯(断層)について、原子力規制委員会の有識者会合は25日、改めて「活断層」と結論づけたと各紙が報じた。2年余りにわたった有識者会合の検討は、これで終了した。日本原電はこれに反発し、再稼働に向けた安全審査を申請する方針だが、新たなデータを提出しないと結論を覆すのは難しい状況だ。有識者会合はこの日、東北電力東通原発(青森県)の敷地内の破砕帯についても「一部は活断層。重要施設の下を通る小さな破砕帯は、判断できなかった」との見解をまとめた。これらは「評価書」として規制委の定例会合に報告された。