中央環状線が全線開通 新宿-羽田20分に 首都高 |
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2015年 3月 10日(火曜日) 21:40 | |||
東京都心を取り巻くように計画された首都高中央環状線(約47キロ)が7日、計画から約50年を経て全線開通したと各紙が報じた。中央環状線の外側にある東京外かく環状道路(外環道)、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)を加えた首都圏の3環状道路のうち、最初の全線開通。羽田空港へのアクセス向上や都心の渋滞緩和につながることが期待されている。中央環状線は7日午後、大橋ジャンクション(東京都目黒区)~大井ジャンクション(同品川区)までの約9.4キロが開通した。これに先立ち午前には舛添要一都知事や太田昭宏国土交通相が参加して同区間のトンネル内(品川区)で開通式が行われ、舛添知事は「中央環状線が全線つながることでさまざまな波及効果が期待できる。2020年の東京五輪・パラリンピックを目指し、(東京を)世界一の街にしたい」と語った。国交省によると、全線開通により現在約40分かかる新宿-羽田空港間は約20分に短縮される。車両通行量が分散し、中央環状線内側の首都高の渋滞を約4割緩和する効果も見込まれる。
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