政府が対グーグル戦略策定へ 市場独占に歯止め 印刷
2015年 3月 06日(金曜日) 00:52

各紙によれば政府が、ICT(情報通信技術)分野で世界的影響力を強める米グーグルに対抗する戦略づくりを進めていることが24日、分かった。官民一体でグーグルに対抗できる環境を整えることで新産業を生み出し、成長戦略につなげる狙いがある。政府は、(1)グーグルに対抗しうる企業の育成・支援に向けた取り組み(2)グーグルによる市場独占を防ぐための法規制のあり方(3)ICTサービスの利用履歴などの個人情報保護に向けた方策――をテーマに、今夏をメドに戦略の方向を固める。戦略策定に向け、経済産業省は昨年10月に「データ駆動型経済社会における競争政策を考える懇談会」を非公開で設け、工学、法学などの学識経験者4人の委員による検討を進めてきた。