汚染水、港湾流出阻止に90分 高濃度示す警報後 福島第1・東電 印刷
2015年 3月 05日(木曜日) 00:39

各紙によれば東京電力福島第1原発で排水路から汚染水が港湾に流出した問題で、東電は23日、気付くきっかけとなった放射性物質が高濃度であることを示す警報が鳴ってから、流出を阻止する作業まで約90分かかっていたことを明らかにした。東電によると、警報が最初に鳴ったのは22日午前10時ごろ。その10分後にはさらに濃度が上昇していることを示す警報が鳴った。この際、東電は汚染水が貯蔵されているタンクからの漏えいについての確認を優先。水位に変動がないことなどを確かめた後、同11時35分ごろに排水路の下流にあるゲートを閉め、港湾への流出を止めたという。